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バイオ

札幌医科大学との連携に最適な立地で
画期的な再生医療等製品を製造販売しています

ニプロ株式会社
常務取締役 再生医療事業部長 兼 新規事業開発本部長
箕浦 公人 様

脊髄損傷にともなう神経症候や機能障害の改善に効果があると期待される再生医療等製品を札幌医科大学と共同開発。2016年、製造開発拠点となる再生医療研究開発センター(札幌CPF)を建設。

Q.札幌市に拠点を設置した経緯は?

当社では2012年から札幌医科大学(以下・札医大)と、「脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞(※1)」の共同研究を続けています。2016年に製品実用化に向けた製造開発拠点として、札医大の隣地に再生医療研究開発センター(札幌CPF)を設置しました。
2018年12月には、厚生労働省より条件及び期限付承認(※2)を受け、製品名称「ステミラック(R)注(※3)」として製造販売することとなりました。国の先駆け審査制度の第1号として取り上げられ、世界で初めて薬事承認を得た脊髄損傷に対する再生医療等製品です。

※1:神経や血管などに分化する能力を持った幹細胞
※2:再生医療等製品の適正な使用の確保のために必要な条件及び7年を超えない範囲内の期限を付した承認
※3:『ステミラック(R)注』はニプロ株式会社の登録商標

箕浦様 写真01

Q.立地についてはどのような利点がありましたか。

「ステミラック(R)注」は、患者さまご自身の骨髄に含まれる間葉系幹細胞を体外で培養増殖させ、再び患者さまに静脈から投与して脊髄損傷の治療を行うものです。そのため、札医大に隣接した土地を確保することができたのは、研究活動や製造・配送の面で非常に大きなメリットとなりました。また、設備投資への補助金や不動産取得税の減免措置など、札幌市や北海道からの多大な支援を得ることができたことも大きな後押しとなりました。

Q. 札幌CPFではどのような方を雇用していますか。

現在、道内出身者を含め全国から新卒や中途採用者を雇用しています。札幌周辺の大学や専門学校には当社の研究開発及び製品製造に必要不可欠な細胞培養のトレーニングをしっかり積んできた優秀な学生が多いと感じています。
今後は特に製造を担う技術者の道内採用に力を入れていきたいと考えており、工学系、機械系、化学系など多様な分野の人材に期待しています。
また、道外から札幌に転勤した社員たちは、多忙な毎日にも関わらず休日にはスキーや野外キャンプを楽しんでおり、北海道での生活環境にとても満足しているようです。

箕浦様 写真02

Q. 今後の展望についてお聞かせください。

「ステミラック(R)注」は脊髄損傷の患者さまにとって待望の薬でありますが、まだ条件及び期限付き承認であることや、製品の供給が限定的であることから、将来に向けて安定供給の維持拡大を図り、製造体制を整備することが重要課題です。いずれは全国で待ち望んでいる患者さまに安全な製品を安定してお届けできるよう努めていきたいと考えています。札幌CPFは、今後も札医大をはじめ札幌市や北海道と協力しながら、フロンティア工場として、重要な役割を担っていきます。

ニプロ株式会社 外装

企業DATA

ニプロ株式会社

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本社の所在地:
大阪市北区本庄西3丁目9番3号
札幌の所在地:
札幌市中央区南1条西19丁目291番206
事業内容:
医療機器・医薬品の製造・販売

取材日:2019年1月


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