ロールモデルROLL MODEL
テレビ放送会社でCMの売り上げ管理を担当している佐賀さんは、
約1年半の育児休業を経て復職し、現在は時短で働いています。
休業中から現在に至るまでのお話しをお聞きしました。
育休中はSNSを通じて子育てママを対象にしたランチ会やイベントに参加するなど、積極的に外とのつながりを持つよう心がけました。息子と二人きりの時間が多くなるにつれ、どうしても孤立しているような感じがあったのですが、ママ友がたくさんできて気持ちにゆとりも生まれました。仕事に対しては復職後に以前と同じように働けるのか不安は大きかったです。でもやはり息子と一緒にいる時間がちゃんと取れて良かったと思います。
息子を保育園に預け、時短勤務で朝9時30分から夕方4時30分まで仕事をしています。会社のルールで車通勤は禁止なのですが、保育園の送り迎えがある場合は許可されるので助かっています。私も夫も実家が遠くて自分たちでやるほかなく、夫は家事や育児にとても協力的です。朝の支度はすべて夫がしていますし、夜はお風呂の準備や食器洗いなども分担しています。
社内は協力的な雰囲気で、復帰当初は仕事量を少なく調節しようとしてくれました。でも、時短勤務でも極力通常業務量はこなしたいと思い、私から今まで通りやらせてくださいと頼みました。勤務中は仕事に集中し、家に帰ったら家族のこととメリハリがあって毎日が充実しています。後輩たちに育休や時短をしても働きづらいことはないという見本になりたいです。
結婚や出産が仕事の面ではマイナスになると思っている女性たちは少なくないかもしれません。私自身、そう思っていた時期がありました。でも、こうして経験してみると会社の理解や協力が得られれば、自分のやる気につながり仕事にプラスになることが分かりました。私は仕事に打ち込み高齢出産になりましたが、若い人たちには仕事か結婚か悩まず、良い環境で両立してほしいと思います。
6:30
起床。
朝の支度は夫が分担。
息子にご飯も食べさせてくれる。
8:00
車で出勤。息子を保育園に預け、会社に到着。
9:00
今日の仕事がスタート。前の日のオンエア実績を確認。すべて予定通りでホッ。
12:00
お昼はお弁当持参。自分の席で仕事の合間に手早く済ます。
16:30
時間ぴったりに終業。
息子を迎えて、帰り道にあるスーパーでお買い物。
18:00
夕ご飯。息子の好物はカボチャの煮物。野菜入りのお味噌汁は欠かさない。
20:00
夫が帰宅。
夕食の後、2人で協力して息子を入浴させる。
21:30
お酒を飲んでほっと一息。息子を寝かしつけ、1日が終わる。
おまけ
家事は土日にまとめてやっています。
北海道テレビ放送株式会社〈HTB〉 営業局営業推進部(入社17年)
佐賀 富由美さん
35歳で結婚、37歳の時に第一子の男児を出産する。産休・育休期間は平成26年12月〜平成28年4月。結婚前は仕事中心の生活だったが、家庭とのバランスがとれている今が幸せという。