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進出企業

コールセンター

人材の豊富な札幌で
次世代のコールセンターを目指しています

株式会社TMJ
北海道事業本部推進室室長 吉岡 千賀子 様

TMJは進研ゼミのコールセンターが分社独立する形で誕生し、2006年、札幌に進出。2008年、2012年には、それぞれ第2、第3センターを開設し、今や合わせて2,000席・3,000人を擁する、TMJの中でも一大拠点に成長。2014年には、すべての方が気軽に利用できる空間「採用ラボ」を開設し、採用活動のみならず、地域貢献も行っています。

Q.札幌へのご進出を決めた経緯は?

札幌への進出を決めた大きな理由は、当時、人口188万人を擁する大都市であり、優秀な人材に恵まれているということでした。
札幌は「方言が少ない」「人材が確保しやすい」などの利点があり、元々コールセンター事業に適した土地だという認識はありましたが、当社は、札幌進出に関しては後発だったので、採用力や物件については入念にリサーチしました。

Q.札幌で順次センターを拡大していますね。

コンタクトセンターの集積地となった札幌には、経験豊富で優秀な人材が多数いること、また、とりわけ2011年3月の東日本大震災以降は、多くの企業から既存のコンタクトセンターを、災害に強い地域に移転・分散したいといったご相談を受けていたこともあり、台風や地震などの大規模な自然災害が比較的少ないことなどを理由に、札幌での拡大を進めていきました。

Q.コールセンターでは全国的に採用に苦労しているというお話もお聞きしますが・・

少子高齢化の流れはコールセンター業界にも大きく影響し、将来的に人材が不足するのではないかという懸念があるのも事実です。これに関しては、主婦層やシニア層の方々も積極的に採用することで人材確保につなげていきたいと考えていますが、多様な人材が集まる札幌では、こういった人材の採用も大いに期待できます。現在も、20代から60〜70代の方まで、多種多様な働き方で活躍いただいています。

Q.採用について工夫していることはありますか?

多くの方にコールセンターの仕事や当社の取り組みを知っていただきたいと考え、地域の方々を対象としたイベントなどを開催し、地域貢献にも取り組んでいます。
また、札幌では、各コールセンターの採用担当者が集まる会議が、定期的に開催されており、活発に意見交換を行っています。今後はこうした機会も活用しながら、札幌のコールセンター業界をもっと盛り上げていきたいですね。

Q.札幌で先進的な取り組みを行っているそうですね。

コールセンター業界では、近年、AI(人工知能)やロボットの活用に向けた研究・開発が行われています。当社でもこうした流れにいち早く対応すべく、東京本社にAIを研究する専門部署を設置していますが、札幌センターでも、地元の北海道大学とのコラボレーションでAIに関する研究を始めました。
地方拠点が主体となって、こうした先進的な取り組みを行うことができるのも、コールセンターの集積地であり、また、大学や研究機関などを数多く有する札幌ならではのことだと感じています。

企業DATA

株式会社TMJ

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本社の所在地:
東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル
札幌の所在地:
札幌市北区北八条西3-32 8・3スクエア北ビル ほか
事業内容:
コールセンター・バックオフィスサービス

取材日:2016年11月