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進出企業

ものづくり

災害リスクの少ない北海道に拠点を持つことは
対外的にもアピールポイントになります

中北薬品株式会社
代表取締役社長 中北 馨介 様

愛知県名古屋市に本社を置き、医薬品や医薬部外品をはじめ化粧品、診断用試薬、医療機器などの卸売・医薬品製造を行う中北薬品。リスク分散のため、2016年、札幌市に隣接する北広島市輪厚工業団地に工場を建設。

Q.北広島市へのご進出の経緯は?

当社は、1995年の阪神・淡路大震災直後から災害リスクの低い土地への拠点分散を検討していました。いくつかの候補地を検討した結果、北広島市が工業団地を新しく造成していることを知り進出を決意。現地を訪れたのは、まだ造成も始まっていない時期でしたが、土地の持つポテンシャルの高さを感じ「ここしかない」という確信を得ました。

Q.北広島市のどんなところに魅力を感じますか?

北広島市は、陸・海・空の交通網を活かした町づくりをしており、新千歳空港や札幌へのアクセスの利便性が高いのが魅力です。また、輪厚工場が完成した2016年は、北海道にも大きな台風が上陸し地震も何度か起きましたが、北広島市にはまったく影響がなく、災害時の事業継続を考える上での適地であることを再確認できました。

Q.採用は順調ですか?

現在、輪厚工場の従業員は48名(2016年11月現在)、そのうち37名が地元からの雇用です。進出を決めた後、北広島市のみならず札幌市や北海道からの支援が得られることを知り、人材雇用や工場立ち上げに関わる業務全般においてサポートを得たことで速やかに手続きを進めることができました。

Q.雪について不安はありませんか?

首都圏では、北海道の大雪のニュースばかりが大々的に報道されるため、最初は不安を感じる部分もありましたが、特に北広島市は雪がそれほど多くないですし、雪が降ったとしても、地元の人たちは慣れているので、交通がマヒすることもほとんどなく、業務に支障が出ることはありません。

Q.札幌市の近隣に立地することにメリットはありますか?

大都市である札幌には企業が集積しており、当社をサポートしてくれるパートナーも札幌市内の企業が多いので、特に当社のように進出したばかりの企業にとっては安心感があります。また、札幌には人材も豊富にいますので、雇用面からも心強いです。
さらに、北広島市に進出しても札幌市からも補助金をいただくことができ、資金面でもありがたいです。

Q.リスクヘッジを実現したことでメリットはありましたか?

リスク分散の適地である北海道に工場を持つことは、国内外の取引先に対して信頼につながる強みになると思います。また、特に北海道はイメージがよいので、そういった意味からもアピールポイントにしていきたいと考えています。

企業DATA

中北薬品株式会社

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本社の所在地:
名古屋市中区丸の内三丁目5番15号 油伊ビル
札幌の所在地:
北広島市輪厚工業団地2丁目2番2
事業内容:
医薬品卸売・医薬品製造など

取材日:2017年1月