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企業インタビューMIRAI COMPANY

「子育てしやすい街づくり」に
貢献する。

特定非営利活動法人 進学支援の会
厚生労働省大臣指定保育士養成施設
こども學舎 理事

河村かわむら 泰孝やすのりさん

こども學舎は、「子育てしやすい街づくり」に貢献したいとの想いから
ワーク・ライフ・バランスに積極的で独自の取組も行っています。
働きやすい様々な制度の導入についてお話しをお聞きしました。

Q様々な取組を進めていますが、その理由をお聞かせください。

様々な取組を進めている理由を話す河村さん

本校は、2009年(平成21年)に開学したのですが、保育士を養成することによって子育てしやすい街づくりに貢献することを目標としてきました。また、学んでいる学生の中にも子育て中の方が数多くいらっしゃいます。そのため本校が子育てしやすい、働きやすい職場の見本になるよう努めてきました。校内には子どもを持つ学生のための託児ルームがあり、もちろん職員も利用できます。

Q具体的にどんな取組を行っていますか?

取組について話す河村さん

まず地域に対しては、社会的意義のある団体や子育て支援に関わる団体を中心に、授業で使用していない時間に空き教室を開放しています。例えば、学びの機会格差を解消することを目的に活動しているKacotam(カコタム)という団体に利用していただき、家庭の事情で塾や学校に通えない子どもたちに教室を提供することで学びの機会をサポートしています。これも子育て支援の一環だと考えています。

Q産休・育休制度についてはいかがでしょうか?

保育士養成の学校ですから、産休・育休は早くから制度を整えてきました。先生や職員の子育て経験は仕事にも生かされます。また、復職した職員の時短勤務も取り入れています。国では子どもが3歳になるまでを義務化していますが、当校では就学前まで時短で働くことを認めています。社会全般でこういう制度がある会社で働きたいと考える女性が増えたら、他の会社にも波及するのではないでしょうか。もっと子育て制度のことを知っていただきたいと思います。

Q他にも力を入れている取組や独自の取組はありますか?

インターンシップやトライアル雇用に協力しています。現在、障がいをお持ちの方を4名雇用しており、自立に繋げられるよう仕事を覚えていただいています。当社の学生たちにとっても障がいのある方の働き方を実際に見ることは将来に役立つと考えています。また、独自の取組ですが、半日休業制度を導入しました。1日休むのは本人にとっても調整が大変ですが、半日なら取得しやすいので好評です。

Q今後、さらにどうしていきたいですか?

今後について話す河村さん

ワーク・ライフ・バランスでまだ不十分なところをマニュアル化していこうと思っています。来年には子どもがいるいないに関わらず利用できる時短制度を導入する予定です。今、資格取得のための勉強に励んでいる先生がいらっしゃいますが、キャリアアップのために自分に費やす時間も大切にしてほしいと思います。学務の負担を軽減し、働いている方々のプライベートが有意義になるよう何ができるのか考えていきたいです。

PROFILE

理事
河村 泰孝さん

こども學舎

全国初となる特定非営利活動(NPO)法人運営の「厚生労働大臣指定保育士養成施設」。様々な経歴を持つ学生が集まり、子育てしながら学ぶ人も多いため校内に託児ルームを設置。女性職員も利用している。

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