“宇宙家族「ロポッサ」
家庭教育にがんばる
パパ、ママへのメッセージ
  • 小児医療の賢人 古田 博文さん
  • やっぱり、身体の基本は食事です。

    食育の賢人 市野 美砂子さん

カット3
  • 食事は体の栄養になると同時に、心の栄養にもなる
  • 昔から人間はきちんと3回食事をするようにできているということです。それが将来の体づくりの基本になり、体と心、両方の栄養になります。お食事を取れないとイライラしませんか?調査すると、毎日朝食を取っていない子どもでは、イライラすることが「いつもある、時々ある」と答える子が多くなっています。食事って、心身ともにそれほど大切だということです。日々の積み重ねによって心身ともに大きく影響を受けるということですから、パパ、ママはあまり難しく考えすぎずに、お子さんの将来を考えながら、少しずつでも実行していただきたいと思います。
“ふきだし
  • 忙しいときは、コンビニ食なども活用を
  • 3食欠かさないということが大事ですが、忙しくて難しいときもあると思います。そんなときには、コンビニ食などを上手に活用するのも良いかと思います。コンビニで買ってきた食品に一手間、一工夫を加えて味や栄養価をアップさせる時短メニューも普及してきているようです。野菜も欠かさず食べましょう。
“ふきだし
  • 休日を「共食デー」に
  • ウィークデーは難しいけれど、土日などの休日には家族でゆっくり食卓を囲む機会を持ちたいものです。特別なお料理を作る必要はないし、家事をお休みして外食にして、外で食事のマナーを学ぶ機会にするのも良いかと思います。家族一緒に食事をする回数が、少しでも増えていくことを願っています
“ふきだし
ポイント
  • 「早寝早起き朝ごはん」。そして、家族で食卓を囲む「共食」が健康づくりのキーワード。 食事マナーも共食をすることで伝えていく。
  • 食育の実践①【幼児期〜】「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつや、食に関する読み聞かせやお絵かきといった遊びを通じての食育、収穫体験や、家庭菜園、ベランダ菜園などの体験学習は幼児期から開始する。
  • 食育の実践②【幼児期、小学校低学年】箸の持ち方などの食事のマナーは、食卓での積み重ねを通じて大人が子どもに伝えていくもの。家族で食卓を囲むことが大切な理由の一つである。親と一緒に料理を始めるのに望ましい時期は、幼児期や小学校低学年頃からといわれているが、子どもに「やってみたい」という気持ちがあれば、中学や高校からでも遅くない。
  • 食への関心や愛着を育み、また好き嫌いを解消する方法としてお手伝いが有効である。
  • 好き嫌いの対処法① 具材を細かく刻むなど食材の調理法を変えたり、ケチャップやチーズ、カレー粉などで子どもの好む味付けに変えることで好き嫌いの解消を図る。
  • 好き嫌いの対処法② 「空腹は最大の味付け」という言葉がある。食事時間にしっかりお腹がすいているという生活リズムの基本を守ることで好き嫌いの解消を図る。特に肥満や生活習慣病につながる甘い清涼飲料水やお菓子の取りすぎに注意。
  • 好き嫌いの対処法③ 苦手な野菜を自分で料理して食べることができたという成功体験が自信となり、さらにそれをほめてもらうことで心地よい記憶として残り、好き嫌いの克服につながる。
  • 大人になって環境が変わることで、嫌いな食べ物を食べられるようになることも多い。厳しく言いすぎると食事が楽しくなくなってしまうので、無理せず根気よく続けることが大事。
  • 環境教育 札幌市では、手つかずの食材が年間2万トン、4人家族で年間40キロも生ごみとして捨てられている。家庭では、親子で冷蔵庫を見直すことで、食材のロスを防ぐことができる。また、一度に買いすぎないことも大切。
  • 消費者教育 親子でスーパーに買い物に行き、作物の姿や、原材料、消費期限・賞味期限、栄養成分の表示などをチェックする。地元の食材を選ぶ「地産地消」を意識して、産地表示もしっかり確認する。
  • “古田博文さん
  • 市野 美砂子さん
    札幌市食生活改善推進員協議会 会長

    「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに、日々の食生活のあり方を見つめ、 健康に長生きするための食生活のアドバイスを行なっている。また、豊かな食卓を囲むことが幼少期の心の栄養になるという考えから、食の大切さを伝え、身体も心も健康に育って欲しいと願い、日々活動している