課題
市内製造業におけるロボットを活用した人手不足解消
課題の背景
中小企業が多くを占めている市内製造業においては、人材の確保に課題を抱えており、製造現場における人手不足が進展している。人手不足に対しては、ロボットの導入による省力化が有効な取組の一つであるものの、中小製造業においては、資金力に乏しいほか、ロボット導入・運用に係る専門的知識を備えた人材が不足し、また多品種少量生産の製造工程が多く、ロボット導入のハードルは高い。
課題の現状
近年、協働ロボットなど専門的な知識を備えた人材以外でも操作可能なロボットが登場するなど、ロボット導入に向けたハードルは下がりつつあるものの、製造業各社においては、実際に自社工場でどのような工程で活用可能なのかイメージが難しく、導入事例はまだ少ない状況。
実現したい未来
市内工場において、ロボット導入により人手不足が解消されるとともに、生産性向上により企業競争力が向上していく、持続可能なものづくり産業の実現。
募集概要
希望する提案の募集期間 | 2024.07.23~2025.03.31 |
---|---|
官民連携に期待する事項 | ロボット導入・運用に関する民間の知見・ノウハウ・リソースを活用することで、製造業でのロボット活用に向けた意識向上と実践例の創出を図りたい。 |
各部署が想定する解決策の例 | ロボットを実際に工場内で活用してみることのできるトライアルの場の提供や、個々の企業の製造工程に適したロボットの活用提案など。 |
各部署が想定する 民間事業者へのメリット |
ロボットメーカーや代理店であれば、自社ロボットのアピールが可能。 |
各部署が 提供できるリソース等 |
|
提案事業者に求める専門性 |
|
検討経過・これまでに 実現したことのある施策 |
札幌市においては、令和5年度より製造業向けにセミナー及び補助事業の実施を通じて、ロボット等省力化機器の普及・促進に取組んでいるところ。 |
想定する事業実施時期 | 提案の内容に応じて実施時期を検討。 ただし、提案・実施時期によって、本市の提供できるリソース等が異なる場合がある。 |
提案の選定方法 | 提案を参考に、あらためて実施事業者の公募等を実施 |
予算措置の可能性 | 現時点では提案事業に対する予算措置の予定無 (内容次第で予算要求への反映等の可能性有) |
募集対象の提案内容 | 官民連携の提案のみの募集 (今後の事業等の方針や仕様を定めるために、テーマに関する官民連携の提案・アイデア等のみを募集) |
備考/その他参考情報 | 令和5年度に本市が実施する市内中小製造業向けの省力化支援策については、以下HPを参照のこと。 https://www.city.sapporo.jp/keizai/seizo/shien/iot.html |
担当課 | 経済観光局 産業振興部 産業振興課 |
---|---|
担当部署の事業の概要 | ものづくり産業の振興 (主に製品・技術開発支援、人手不足対策、省エネ・脱炭素化支援) |