「ゲートキーパー」という言葉を知っていますか?
ここまで説明してきた適切な対応は、実は
ゲートキーパーに関わりのある対応です。
ゲートキーパーは、悩んでいる人に
気づき、声をかけ、話しを聴いて、
必要な支援につなげ、見守る人のことです。
きづく〜友人や家族の変化に気づく
声かけ〜気づいたら勇気を出して声をかけてみる
悩んでいる人は様々なサインを出しています。あなたの周りの人が元気がなかったり、様子がいつもと違うと感じたときはまず声をかけ、「心配している」というメッセージを伝えましょう。
きく〜本人の気持ちを尊重し耳を傾ける(傾聴)
話をきくときには、相手の感情や話を否定せず、じっくり耳を傾けましょう。「話を聞いてもらうだけで安心した」という方も多くいるのです。つなぐ〜早めに専門機関に相談するよう促す
人が自らいのちを絶ってしまう要因には、さまざまなものがあります。話をじっくりときき、本人の気持ちを受け止め、必要に応じて医療機関や相談機関へと相談をつなげてください。みまもる〜温かく寄り添いながらじっくりと見守る
身体やこころの健康状態について、以前と変わらない自然な雰囲気で声をかけましょう。期待どおりに回復しなかったり、逆戻りしているように見えても焦らずに声をかけながら、程よい距離感で見守っていきましょう。 これらの対応を知っておけば、悩みを抱えた家族や友人を
助けることはもちろん、いざというときに自分自身を
守ることにも役立ちます。以下のマンガ・動画も見て、
ゲートキーパーの役割についてさらに理解を深めましょう。